マサチューセッツ州のDriver’s Manualでは下記のような記載があります。
If you become a resident of Massachusetts, you must obtain a Massachusetts driver's license to retain your driving privileges. There is no grace period.
(マサチューセッツ州の居住者になり車を運転する場合はマサチューセッツ州の運転免許証を取得してください。国際運転免許証等を使用できる猶予期間は設けていません。)
米国の運転免許は、すぐに取得すべきでしょうか?
実際は、国際運転免許証だけでレンタカーも問題なく借りられて、普段の運転に問題はありません。
しかし、現地の免許証のほうが有効期限が長く、パスポートを持ち歩く必要もなくなりますので生活が落ちついたら取得しておいて損はありません!
そこで、マサチューセッツ州で運転免許を取得するまでの流れについて画像付きで分かりやすく説明したいと思います。
マサチューセッツ州で運転免許を取得するための主な流れとして、下記のようなステップがあります。
- 運転免許証のWeb申請
- Registry of Motor Vehicles (RMV)訪問
- 筆記試験 (Learner’s Permit Exam)
- 路上テスト (Road Test)
今回は、「3. 筆記試験 (Learner’s Permit Exam)」について、私自身の経験を基に説明したいと思います。
なお、運転免許証を持っていないご家族向けに、Massachusetts Identification Card (Mass ID)を取得予定の場合、以下の記事も併せてご参考ください。
- 筆記試験 (Learner’s Permit Exam)とは?
- Learner’s Permit Exam対策
- Learner’s Permit Examの受験方法
- Learner’s Permit Examの注意点
- (おまけ)アメリカ生活のお役立ち情報
筆記試験 (Learner’s Permit Exam)とは?
マサチューセッツ州で運転免許を取得するためには、筆記試験 (Learner’s Permit Exam)に合格する必要があります。問題は選択式25問中で、18問以上正解で合格となります。制限時間は25分です。
マサチューセッツ州の「Driver's Manual」の内容 (英語のみ)に基づいて作られています。
筆記試験の言語は選択可能で、日本語でも受験できます。(直前でも変更可能です。)
私の場合、RMV訪問時に何語で試験を受けるか?と聞かれ、「日本語」と伝えていたのですが、ドライバーマニュアルや練習問題がすべて英語だったため、本番試験だけ日本語でうまく対応できるか不安でした。
そのため、本試験も英語で受験することにしました。
受験料は1回30ドルです。もし不合格だった場合は再度30ドルが必要になります。
Learner’s Permit Exam対策
ドライバーマニュアル
マサチューセッツ州のサイトからダウンロードできます。
https://www.mass.gov/lists/drivers-manuals
ただし、英語で約170ページあるため、全て読み込むのは大変です。オススメの活用法としては、次に紹介するとおり予想問題を解くときに辞書がわりに参照すると理解度が深まると思います。
次に、試験対策として2つのツールを紹介します。それぞれメリット・デメリットがあるため、両方ともうまく活用することをオススメします。
公式模擬試験
メリット:
- 本試験と全く同じ形式 (25問中18問正解で合格、制限時間25分)
- 出題傾向がはっきり分かる (たとえば、未成年者のルール:The Junior Operator License Law、違反時のペナルティが頻出であることが良く分かる)
デメリット:
- 言語は英語のみ
- 問題のバリエーションが少なく網羅的な理解が難しい
下記サイトから模擬試験を受けることができます。
https://atlas-myrmv.massdot.state.ma.us/myrmv/_/
少し下の方へ画面をスクロールすると「Exams」という項目があり、その中の「Take Practice Exam」を選択します。
氏名、Emailアドレスを入力し、「Request Exam」をクリックします。その後、「Start」をクリックすることで試験開始です。毎回情報の入力が必要となりますが、回数制限はなく、無料で何度でも受けることができます。
順次、解き進めていきます。終了と同時に合否が出ます。
Skip Questionは本試験でも設置されていますが、不正解として処理されてしまうためクリックしないように注意しましょう。
予想問題サイト
メリット:
- 問題数が200問あり、網羅的に理解できる
- 基礎的な交通ルール (標識、信号、車線変更、駐車など)がほぼ完全に理解できる
デメリット:
- 言語は英語のみ
- 未成年者のルール (The Junior Operator License Law)、違反時のペナルティなどの頻出範囲の問題が殆どない
下記サイトから練習問題が解けます。
https://www.chineseinboston.com/ca_driver_license_test.html
Learner’s Permit Examの受験方法
下記サイトから受験できます。
https://atlas-myrmv.massdot.state.ma.us/myrmv/_/
ホームページ上の「Access My Profile」をクリックします。
自分のページにアクセスするため個人情報を入力します。
デフォルトでは運転免許証の情報入力画面となっていますが現時点ではまだ未取得なので、「I don’t have my Massachusetts License, Permit or Identification Number」をクリックします。
そして、生年月日、ソーシャルセキュリティー番号、氏名、自宅の郵便番号を入力し、「I’m not a robot」を選択し、「Submit」をクリックします。
その後、既に登録済みの携帯電話の番号にセキュリティコードが送信されますので、入力し、「Confirm」をクリックします。
個人ページから現在のタスクを確認できます。
「You have a permit exam that can be taken」をクリックします。
インストラクション画面で、試験言語、Emailアドレス、Exam Type (Class D)を確認します。
この際、必要に応じて試験言語を変更できます。私の場合、ここで日本語から英語に変更しました。「Take Exam」をクリックし、試験を開始します。
Learner’s Permit Examの注意点
試験の難易度
オンライン受験の場合、難易度がかなり高いです。私の場合、事前にドライバーマニュアルを活用しつつ予想問題を何回か解いてからチャレンジしましたが、それでも見たことがない問題ばかりで、正直落ちたかなと思いました。
一方、RMVで受験する場合は、難易度は従来通りそれほど高くはなくなく、予想問題に近い内容のようです。
なお、どちらの形式で受験しても出題範囲は変わらない印象ですが、練習問題だけでは十分にカバーできない範囲があるため、ドライバーマニュアルを重点的に読み込んでおくことが重要です。
たとえば、下記のトピックです。
- 未成年者のルール (The Junior Operator License Law)
- 飲酒/薬物と運転 (Alcohol, Drugs, and Driving)
- 自動車の違反とペナルティ (Motor Vehicle Violations and Penalties)
実際に、以下のような問題がオンライン受験で出題されました。
- 未成年者は12:30 a.m.~5:00 a.m.は運転できない ※受験者自身が未成年者でなくとも頻出範囲です。
- マサチューセッツ州の新居住者における免許発行時の要求事項 (Requirements for New Residentsを参照) ※筆記試験、ロードテスト、運転歴の提示などが必要かどうかが出題されました。
- ライセンス未所持の運転による違反:2回目の免許停止期間は何日間か (180日間) ※練習問題では2回目の違反時のペナルティについて問われることはありませんでした。
- 高速道路における事故の何パーセントがアルコールを原因とするものか (40%) ※練習問題では血中アルコール濃度しか出題されませんでした。
- バイク (Motorcycles)、原動付き自転車 (Motorized Bicycles (Mopeds)、モータースクーター (Motorized Scooters)、セグウェイ (Segways)の交通ルール ※バイク、セグウェイ等は練習問題には一切なく、アメリカで使用しない場合でも出題されました。
試験中にSkip Questionは押さないように!
各設問中で、画面右下に「Skip Question」というボタンが表示されます。一見すると、良く分からなかった問題をスキップして後で見直しするための機能?のようにも思えるのですが、実際はそのような機能はありません。
間違えてクリックするとその時点で不正解扱いになってしまいますので、クリックしないよう注意しましょう。正解が分からない場合でも何かしらの選択肢を選んで「Next」をクリックしましょう。
→ 試験中に分からない問題に当たったら、「Skip Question」というボタンを押しておき、試験終了時にスキップした問題を再確認することができます。
無事合格できたらロードテストの申し込み
筆記試験に合格したら、最後はロードテストです。ロードテストの案内はとくにありませんので、忘れず申し込みを進めましょう。
(おまけ)アメリカ生活のお役立ち情報
最後に、アメリカ生活のお役立ち情報をいくつか紹介します。インフレが加速するアメリカでは何をするにもお金が掛かりますが、いろいろなサービスをうまく活用することで余計な出費を抑えつつ、アメリカ生活を心行くまで楽しみましょう!
①おすすめのレンタカー (初回 30ドル の割引コードあり)
②おすすめのガソリン給油
③おすすめのフードデリバリー(初回注文時にコード入力で20ドル割引)
④おすすめのポイ活!(コードを入力して登録で500ポイント)
⑤おすすめの格安SIM!(下記リンクから登録で5GBプランを1カ月無料で継続)
⑥おすすめのクレジットカード
①おすすめのレンタカー (初回 30ドル の割引コードあり)
わたしは、旅行の際などによくレンタカーを利用しています。色々なレンタカーを試すうちに、日本にもないような画期的なサービスを提供している “Kyteレンタカー” に出会いました。
Kyteレンタカーでは他のレンタカー会社にはない下記のようなメリットがあります。
・レンタカーの乗り捨てが可能(ただし、エリアが限られる)
・滞在中のホテルやアパートまで車を届けてくれる
・24時間オペレーターとチャット・電話でコンタクトできる
・ETCカードが搭載されている
・返却時にガソリンを満タンにする必要がない
・レンタカーの返却場所も自分で指定できる
具体的な利用方法についても過去に記事がありますので是非ご参考いただけましたら幸いです。初回利用限定の30ドルの割引コードも載せており、日にちによっては驚くほどリーズナブルな価格でレンタカーができますよ!
割引コード:marucode777
②おすすめのガソリン給油
アメリカでは日常生活や旅行先などでのクルマ移動が不可欠です。アメリカShell (Fuel Rewards)の無料会員になるだけで、毎回のガソリンの給油が 1ドル以上 安くなります。また、アメリカン航空のマイレージ番号とリンクするとマイルも貯められます!
Shell (Fuel Rewards)の特典の詳細、登録方法、ガソリンの給油方法などについて別記事でまとめましたので、是非ご活用ください!
③おすすめのフードデリバリー(初回注文時にコード入力で20ドル割引)
Uber Eatsが近年オファーをはじめた「Uber One」のフリートライアルも利用すると、クーポンや無料デリバリーなどの特典で、お得に食事を楽しめます。
詳細は別記事にまとめています。
UberEatsで初回注文をする際に、以下のプロモーションコードを入力すると20ドル引きで食事を注文できます。よろしければお試しください!
コード:eats-czoeis0t29
④おすすめのポイ活!(コードを入力して登録で500ポイント)
お買い物のレシートをスキャンするだけでポイントが貯まるFetchアプリのご紹介です。
アメリカはコロナ回復後の物価高で、外食もガソリンも以前より高くなっています。
Fetchアプリを生活のルーティンに組み込めば、アメリカでちょっぴりお得に生活できます。
アプリをダウンロードして、日々のレシートをスキャンするだけで、ポイントが貯まります。
ポイントに応じて、スターバックスやAmazonなどで使えるクレジットなどと交換することができます!
さらに、1日1回ルーレットで追加ポイントを入手できます。
また、定期的にスペシャルオファーが配信され、条件を満たすことでボーナスポイントを入手することもできます。
私の場合、3カ月で10,000ポイント程度のペースで貯まっており、スタバなどを楽しんでいます!
下記の紹介コードを入力してアプリに登録すると500ポイントを入手できますので、ぜひアメリカでポイ活をはじめましょう!
紹介コード:KKWV26
⑤おすすめの格安SIM!(下記リンクから登録で5GBプランを1カ月無料で継続)
続いては、格安SIMのご紹介です。
アメリカでは、ソーシャルセキュリティナンバーを入手して、クレジットヒストリーが貯まってくるまでは、実はケータイ電話の契約ができなかったりします。(日本でやっていたような、2年契約などで月々の携帯料金の割引を受けたり、家族割を受けたりといったベネフィットが受けられない)
ということで、多くの方がプリペイドSIMカードを購入して、日本から持ち込んだケータイにセットして使用するというケースが多いと思います。
ここで、どこのキャリアがお得なのか? という疑問が出てきます。
私の場合、最初はAT&T、Verizon、T-Mobileなどの主要キャリアのプリペイドカードを使用していたのですが、5GBでも1カ月で30ドル程度かかり、年間では360ドルにもなり馬鹿にならない金額になっていました。そのため、もっと安いキャリアがないかずっと探していました。
そして、しばらく経ったときに、Mintモバイルで出会いました!Mintモバイルは、T-Mobileの通信を使用した格安SIMを提供しています。Verizonなど古参キャリアと比べると、若干の電波の悪さを感じることもあるかもしれませんが、奥まった田舎にでも行かない限りは、圏外になる心配はありません。
通信容量によってプランが分かれており、5GBですと月々15ドルで済みます!(注:国内電話、テキストは無制限に使用できます)
AT&Tなどの主要キャリアのプリペイドSIMと比較すると、年間で100ドル以上抑えられるため大変助かっています。
インターネットで申し込みを行うと、数日でSIMカードが郵送され、自分自身でアクチベーションすることで使用できます。YouTubeの動画で手順などの解説もありますし、手順自体はとても簡単でした!
なお、下記リンクから登録するとMINTモバイルで使用できる15ドルのクレジット(5GBプランを1カ月無料で継続)を入手できます。
安くて快適な格安SIMをお探しの方は、ぜひ一度使用してみてください!
⑥おすすめのクレジットカード
アメリカ大手の銀行であるWells Fargoが発行している BILT MasterCard のご紹介です。色々試しましたが年会費無料のクレジットカードなら、個人的にはこれ一択です。
このクレジットカードは、他社のカードと比べても類を見ないトラベラー向けのベネフィットがいくつもあります。
BILT MasterCardの概要 |
|
年会費 |
無料 |
外貨取引手数料 |
なし(海外旅行もこれ1枚でOK) |
ポイント還元 |
基本的に1ドル=1ポイント ただし、外食3倍、トラベル2倍、その他1倍 |
ポイント利用方法 |
- アメリカン航空、ユナイテッド航空へのマイル変換 (超お得! 1ポイント = 1マイル) ※アメリカン航空のマイルを1:1で変換できるのはBILT MasterCardのみ - マリオットホテル、ハイアットホテル等へのポイント変換 (お得! 1ポイント = 1ポイント) - Amazonでの支払い - 家賃減額 |
その他の特典 |
- Lyft(タクシー)は5倍、月3回Lyftを利用すると5ドルのLyftクレジット(Lyftが5ドル割引になります) - 毎月1日や祝日など:さらに2倍 (外食6倍、トラベル4倍、その他2倍) - 毎月初めにミニゲームに参加すると抽選で家賃無料、ポイント獲得 |
注意点 |
- JAL/ANAカードなどでクレジットスコアを貯めはじめて1年くらいしないと審査が通りにくい (私はやっていませんが、Wells Fargoの銀行口座を開設すると審査が通りやすくなるとか?) |
アメリカン航空やユナイテッド航空のマイルを貯めてどうするの? と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
実は、アメリカン航空はJALとの提携が、ユナイテッド航空はANAと提携があるため、アメリカン航空・ユナイテッド航空のマイルを使用して、間接的にJALやANAのフライトチケットを購入できます。
たとえば、アメリカン航空のマイルを7万マイル使用すると、アメリカ-日本間の直行便の往復エコノミーチケットを購入できます。アメリカ-日本間の直行便というのは、アメリカン航空・JALのコードシェア便となっていて実際にはJALのサービスが受けられます。つまり、アメリカン航空のマイルを使ってJALの航空券を購入しているようなものです。
1年間ふつうに使用しているだけで、日米国際線の直行便の往復エコノミーチケット(約3,000ドル相当)をアメリカン航空等のマイルで購入できてしまうほどに簡単にポイントがたまるので大変お得です!!
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