コロナウイルスが徐々に落ち着いてきて、アメリカの各州ではワクチンパスポートの提示を求められることも、マスクの着用を求められることも少なくなってきています。
また、本記事作成時には、カナダでもケベック州を除いてマスク着用を求められることは無くなってきているようです。2022年4月には、カナダ入国時におけるコロナ関連の規制緩和がありました。
こうした規制緩和をうけて、将来的にアメリカやカナダに出張や旅行をしたいという人が徐々に増えてきているかと思います。
本記事では、アメリカ、カナダの入国時の対応と注意点について、それぞれ説明したいと思います。
カナダへの入国時の対応(2022年4月以降)
規制
カナダへの入国時の対応方法については、カナダ政府のページから確認できます。
コロナ関連の対応方法について表にしました。
表:入国方法とコロナ関連の対応事項(2022年4月以降)
表から分かるようにカナダへの入国については、移動手段に関わらず、ワクチン接種証明の提示やArriveCANへの登録など一連のコロナ対応が求められます。
対応
続いて各項目の対応方法について見ていきたいと思います。
1. ワクチン接種
この記事を見ている方の多くは、モデルナ社やファイザー社の2回タイプのワクチンや、J & J社の1回タイプのワクチンを接種しているかと思いますが、これらはカナダでも問題なく認められています。カナダで認められているワクチンはこちらから確認できます。いずれも接種完了後14日以上が経過していればOKです。なお、追加接種(ブースターショット)は規制上求められていません。
わたしの場合は、アメリカのドラッグストア(CVS Pharmacy)でワクチン接種しました。この場合は、州のホームページからワクチン接種証明書を入手できます。
また、CVSに会員登録することでCVSが発行しているワクチン接種証明(Web画面)を入手することができます。この証明を印刷して空港に持っていくことで問題なくフライトに乗ることができました。
なお、ワクチン接種が完了していない場合は、理由にもよるそうですがカナダへの入国が認められていません。こちらから入国可能かどうかをセルフチェックできます。
2. ウイルス検査
2022年4月には、カナダ入国におけるコロナ関連の規制緩和がありました。
それにより、カナダへの入国時には、ワクチン接種が完了していればウイルス検査は求められなくなりました!
3. ArriveCANへの登録
ArriveCANは、カナダ到着72時間前以内に、渡航情報や自己隔離プラン、コロナ症状の有無等を確認・提出するためのアプリです。
ワクチン接種証明のアップロード、COVID-19の感染リスクのチェック、到着後の自主隔離計画などの情報を登録するとレシートを確認できるようになります。そして、空港でレシートの提示を求められます。
別の記事でArriveCANへの登録手順について紹介予定です。
4. 空港到着後のランダムPCR検査
カナダの空港に到着後、ランダムで選ばれた人を対象にPCR検査が行われます。
(※カナダ到着 の10~180日前に実施されたPCR検査で陽性となり、すでに回復をしている人は、ランダムPCR検査を免除されます。)
5. 入国後の自主隔離
2022年4月25日より、自己隔離先の事前手配が不要となりました。
アメリカへの入国時の対応
規制
アメリカへの入国時の規制については、CDCガイダンスから確認できます。
コロナ関連の対応方法について表にしました。
表:入国方法とコロナ関連の対応事項
表から分かるようにアメリカへの入国については、入国手段が空路か空路以外かで大きく異なっています。空路の場合は、ワクチン接種証明、ウイルス検査の陰性証明、Attestation(誓約書)を用意する必要があります。
一方で、空路以外(陸路や海路)の場合には、ワクチン接種証明や陰性証明、Attestationは不要です。
対応
空路以外(陸路や海路)の場合には特別な対応がないため、ここでは空路(フライト)の場合の対応方法について見ていきたいと思います。
1. ワクチン接種
この記事を見ている方の多くは、モデルナ社やファイザー社の2回タイプのワクチンや、J & J社の1回タイプのワクチンを接種しているかと思いますが、これらはアメリカで問題なく認められています。アメリカで認められているワクチンはこちらから確認できます。
いずれも接種完了後14日以上が経過していればOKです。なお、追加接種(ブースターショット)は規制上求められていません。
わたしの場合は、アメリカのドラッグストア(CVS Pharmacy)でワクチン接種しました。そして、州のホームページからワクチン接種証明を入手できました。
他にも、CVSに会員登録することでCVSが発行しているワクチン接種証明(Web画面)を入手することができます。こちらの証明を印刷し、空港に持っていくことで問題なくフライトに搭乗できました。
2. ウイルス検査
フライトでの移動時には、2歳以上のすべての人を対象に、出発の24時間以内のウイルス検査が求められています。
以前は、出発の72時間以内でのウイルス検査が条件となっていましたが、2021年12月6日より出発の24時間以内に変更となったため注意が必要です。
ウイルス検査の条件、陰性証明書の記載要件については下表を参考ください。
表:アメリカ入国時のコロナウイルス検査と陰性証明書の記載要件
3. Attestation(誓約書)
Attestationとは、ワクチン接種証明書の内容に間違いがないことや、COVID-19の感染リスクがないことをチェックするための書類です。下記のページより詳細を確認できます。
https://www.cdc.gov/quarantine/fr-proof-negative-test.html
空港チェックインカウンターで入手可なので、事前に書類を用意しておく必要はありません。また、一部の航空会社ではオンラインでの登録を開始しているようです。
4. 到着州の規制に準じて自主待機・自己申告書の登録等
基本的には多くの州が、CDCガイダンスに従うスタンスかと思いますが、念のためフライトの搭乗前に、目的地の州で何らかの規制がないか確認しておきましょう。
5. 入国後の自主隔離
ワクチン接種が完了していれば必須ではありませんが、CDCガイダンスでは5日間の自主隔離が推奨されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まだコロナが落ちつかない状況ではありますが、出張や旅行でアメリカやカナダへの入国を検討する際、本記事の情報が参考になれば幸いです。
なお、アメリカ、カナダ間を行き来する場合は、可能であればマイカーやレンタカー、バスなどを利用すると、アメリカ入国時のコロナ関連の対応がとくに無いため簡単に行き来できますよ。
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