皆さんは、アメリカで生活するうえで駐車場代に毎月いくらくらいかかっていますか?
マサチューセッツ州は駐車場が高く、とくにBoston、Cambridgeなどの人気エリアでは月300ドル以上、ダウンタウンエリアでは月500ドル近くかかる場合も少なくありません。
こうした高額な駐車場代のために、クルマがほしくても諦めている方もいらっしゃるかもしれません。
ひとつの打開策として、レジデントパーミットパーキング(Resident Permit Parking)を利用した路上駐車の方法について紹介します。
また、本記事の最後でアメリカ生活のお役立ち情報についてもまとめておりますのでお見逃しなく!
- レジデントパーミットパーキング(Resident Permit Parking)について
- Resident Permit Parkingの料金
- Resident Permit Parkingのメリット、デメリット
- Resident Permit Parkingの申請方法
- Resident Permit Parkingの更新方法
- Resident Permit Parkingを使いこなすためのヒント
- (おまけ)アメリカ生活のお役立ち情報
レジデントパーミットパーキング(Resident Permit Parking)について
マサチューセッツ州では、レジデントパーミットパーキング(Resident Permit Parking)というサービスを提供しています。
居住しているエリアによって料金やルールは若干異なりますが、この許可を得ると、お住まいの居住区域内で路上駐車ができるようになります。
以下のような標識(サイン)が、Resident Permit Parkingの目印です。
(Bostonの場合、標識にエリア名が記載されており、グリーンで「Resident Permit Parking Only」と記載されています。「Permit Parking Only」とだけ書いてある場合もあります)
Resident Permit Parkingの料金
居住しているエリアによって料金が若干異なります。
- Brookline(年間30ドル)
- Cambridge(年間25ドル)
- Boston(無料)
- Somerville, MA(月40ドル)
など(2025年1月時点)
いずれの地域でも、駐車場代に比べると大変安くなっています。
Resident Permit Parkingのメリット、デメリット
Resident Permit Parkingのメリット、デメリットとしては以下のような点があげれます。
メリット
- とにかく安い
- 駐車場がなくてもクルマを維持できる(居住エリアの駐車ルールや空き状況によりますが)
- 居住区域内で標識があるところならどこでも駐車できる
デメリット
- 路上のStreet Cleaningのため駐車できない曜日がある(StreetによってCleaningのタイミングが異なるため、一時的に別のStreetにクルマを移動させる必要がある)※
- 居住エリアによっては、駐車できるスペースや時間帯が限られている
- (屋内駐車場と比べると)雨風を防げない
- 居住エリア内のどこに標識があるか自分で探さないといけない
- 降雪時には駐車できない場合がある ※※
※ストリートクリーニング(Street Cleaning):アメリカでは特定の曜日・時間帯(たいてい深夜)に清掃車を使って路上を清掃しています。基本的にStreet Cleaning中は、クルマを路上駐車しておくことはできません。
もし路上駐車していると違反チケットを切られます。(90ドル前後)さらに、Towing(トーイング:レッカーされること)のリスクがあります。
※※雪が降っているときは、除雪車などで除雪作業を行うため、路上駐車できなくなる場合があります。事前に標識をよく確認しておく必要があります。
Resident Permit Parkingの申請方法
各市のホームページから申請できます。(「Brookline Resident Permit Parking」などと検索してみてください)
申請にあたり、Driver’s License(運転免許証)に加えて、居住の証明として以下のいずれかの書類の提示が必要です。
- ガス、電気、または電話の請求書
- ケーブルテレビの請求書
- 毎月の銀行取引明細書
- クレジットカードの請求書
- 水道および下水道の請求書、など
申請手続きが完了すると1-2週間程度で、通知とステッカーが届きます。
ステッカーをクルマの窓ガラスの指定位置に貼ります。
(Brooklineの場合)
Resident Permit Parkingの更新方法
有効期限が切れる前に、市のホームページから更新手続きを行い、新しいステッカーを入手します。
市によっては有効期限が切れる前に通知が送られてくることもあります。
Resident Permit Parkingを使いこなすためのヒント
お住まいの居住エリアをよく確認する
まずはお住まいの居住エリアをよく確認してください。
居住エリアというのは、「市」よりももっと細かい区域を指している場合があるので、市のホームページで、Resident Permit Parkingのエリアのルールについてよく確認する必要があります。
たとえば、Bostonでは、South Boston、Beacon Hill、Back Bayなど更に細かいエリアに分かれており、お住まいの居住エリアがBeacon Hillだった場合、厳密にBeacon Hillのエリア内でのみ路上駐車することができます。たとえ家からいくら近かったとしても隣エリアのBack Bayには駐車できません。
Google Mapでお住まいの居住エリアのクリックまたは検索をすると、エリアの境界線などを確認することができます。
標識のあるストリートを把握する
つぎに、居住エリア内のどこに標識があるかをウォーキングなどのついでに把握すると居住エリアの状況がよく分かります。
エリアによっては、標識がたくさんあっても利用者が多く、常にうまっていて空きスペースがないことが分かることもあります。
もしくは、標識がほとんどなかったり、標識はあっても時間制限が厳しすぎたりして、お住まいのエリアでは、Resident Permit Parkingを利用したとしてもクルマを維持するのが難しい、という結論に至ることもあるかもしれません。
また、ストリートクリーニングのタイミングを理解して、クリーニング中、別のどのストリートに退避させておくのかシミュレーションできます。
居住エリア以外では使えない
Resident Permit Parkingは、居住エリア以外では申請できません。
居住エリアだけでなく、職場付近のエリアでも申請できないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。残念ながら、居住エリア外でResident Permit Parkingを申請することはできません。
関連する標識(サイン)についてよく理解する
本記事の前半でも紹介したように、Resident Permit Parkingは路上駐車のため、ストリートクリーニングや降雪などの影響で、制限がかかることがあります。
駐車禁止のタイミングで誤って駐車していると違反チケットやTowing(レッカー)のリスクがあるため、標識(サイン)について正しい知識を身に付けておくことが大切です。
過去に、アメリカの路上標識(サイン)の見方について記事を作成しておりますので、よろしければこちらもご参考ください。
<まとめ>
いかがでしたでしょうか?
この記事が、これからResident Permit Parkingを検討している方に、少しでも参考になれば幸いです。
(おまけ)アメリカ生活のお役立ち情報
最後に、アメリカ生活のお役立ち情報です。アメリカでは何をするにもお金が掛かります。複数のサービスをうまく活用することで出費を抑え、アメリカ生活を楽しみましょう!
クレジットカード
アメリカの家賃を手数料なしでクレジットカードで支払って、しかもポイントを貯まるBILT World Elite Mastercard(通称、ビルトカード)が登場し、アメリカで大きな衝撃をあたえています。
格安SIM(プラン購入時に10ドルキャッシュバック特典あり)
何社も試して最終的にわたしが行き着いたTelloモバイル。
データ容量2G/ 通話時間100分で月額たったの7ドル。翌月に繰り越しも可能。
プラン購入で、Telloで使える10ドルキャッシュバック特典あり。
配車サービス(初回乗車時に50%オフ)
どちらもよく似ているものの、サービスには明確に違いがあり、うまく使いこなすと節約できます!
下記リンクから登録で、初回50%オフでお試しいただけます。
ガソリンスタンド(ゴールド会員からスタート)
アメリカShellの無料登録で、ガソリンでの給油が 毎回1ドル以上 節約できます。アメリカン航空のマイルも貯まります!
無料登録はこちら ※スマホからだとうまく開けない場合があります
VPN(プラン購入時に3カ月無料特典あり)
「海外から日本の映画やアニメを観たい」「公共Wi-Fiを安全に使いたい」──そんなときに頼れるVPNサービス。世界で最も利用者が多いのがNordVPN。
こちらからプラン登録で、3カ月無料特典がついています(1~2年プラン選択時)
ポイ活!(初めてのレシートスキャンで約2,000ポイント)
お買い物のレシートをスキャンするだけでポイントが貯まるFetch。
貯まったポイントはスターバックスやAmazonなどで使えるクレジットと交換可能。アメリカでちょっぴりお得に生活できます。
こちらのページから登録後、初めてのレシートスキャンで約2,000ポイント入手。
フードデリバリー(初回注文時にコード入力で20ドル割引)
Uber Eatsが近年オファーをはじめた「Uber One」。フリートライアルもあり、豊富なクーポン・デリバリー無料などで、お得に食事を楽しめます。
初回注文時に20ドル引きで食事を注文できます。
レンタカー (初回 30ドル の割引コードあり)
Kyteはホテルや自宅まで車を届けてくれる便利なレンタカーサービス。返却場所も自由。※対応エリアはサンフランシスコ・ニューヨークシティ周辺限定(2025年8月時点)。
初回利用時に30ドルの割引になる特典付きです。
インスタグラム、X、YouTubeもやっています。よろしければフォローをお願いします。
メインチャンネル(BostonCream:アメリカ生活・旅行チャンネル)
サブチャンネル(BostonCreamy:アメリカの釣りチャンネル)