ボストンクリームブログ

アメリカ ボストン在住です。アメリカ生活や英語学習などに役立つ情報を中心にブログを書いています。

アメリカ自動車保険料を安くする方法|毎年値上がり対策&他社乗り換えのコツ

 

アメリカで自動車保険を更新する際に、保険料が高くなってしまったことはありませんか?

 

アメリカの自動車保険料は、不思議なことに毎年ほぼ確実に上がります。増額幅は年によって変わりますが、数百ドル上がることもあります。

 

本記事では、自動車保険の更新料をおさえる方法について紹介したいと思います。

この記事が、高額な自動車保険料に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

また、本記事の最後でアメリカ生活のお役立ち情報についてもまとめておりますのでお見逃しなく!

アメリカの自動車保険、アンブレラ保険について

まずはアメリカの自動車保険、アンブレラ保険について簡単に紹介します。

より詳細を知りたい方は、過去にこれらの保険について詳しく紹介していますので併せてご参照ください。

 

アメリカの自動車保険  (Car Insurance) について

アメリカでクルマを購入する場合、あるいはリース(月単位または年単位などでレンタル)する場合、自動車保険への加入が必要になります。マサチューセッツ州では、事前に自動車保険に加入していないとクルマの購入やリースができません。

 

アンブレラ保険  (Umbrella Insurance) について

アメリカでは日本のような無制限の補償がないため、大規模な事故や損害が発生したとき超高額な賠償請求への予防策が必要になります。そこで加入するのが、アンブレラ保険です。

以下の図表は、アンブレラ保険のイメージになります。

自動車保険、テナント保険の両方に加入したうえで、さらに追加料金を支払うことでアンブレラ保険に加入できるようになります。これにより、補償上限額を大幅に引き上げることができます。

各保険の更新タイミングについて

自動車保険、アンブレラ保険ともに毎年更新があります。

前年度に保険を使用してクルマを修理した場合などは、日本と同様に、翌年の保険料が上がってしまいます。しかし、アメリカでは保険を使用していないにもかかわらず各種レート変更などにより保険料がほぼ毎年上がってしまいます

上昇幅は、その年々の状況により変わるため何とも言えませんが、数十ドル程度で済むこともあれば数百ドル上がることもあります。

 

更新時に保険料が上がった事例

わたしが加入していたトラベラーズ  (Travelers) では、自動車保険の更新時に年間保険料が約350ドル上がりました

各項目の変更料金について、下表に示しました。※それぞれの保険内容について詳しく知りたい場合は、以前の記事で細かく紹介していますので併せてご参照ください。

 

表:自動車保険の更新費用 (イエロー:増加、グリーン:変化なし、ブルー:減少)

 

Roadside Assistance($22)とUmbrella Liability($226)は、前年から料金が変わりありませんでした。また、Comprehensive($106)は前年から若干安くなりました。

しかし、それ以外のすべての項目で料金が上がりました。

 

なぜ保険料が上がったのか

前年から保険料が大幅に上がったことについて、Travelersを仲介してもらった日本人担当者に確認したところ、大きく2つの要因が考えられるということでした。

  • アメリカの自動車保険料は基本的に毎年上がる
  • 前年度(初年度)は50~100ドル割引が効いていたので安く済んでいたが、更新時にはその割引がなくなった

 

その他、自動車保険を使用してクルマを修理した場合などに、一般的に翌年以降の保険料が上がります。ちなみに、わたしは自動車保険を使ってクルマを修理したことはなかったため、そのせいで保険料が高くなったわけではありません。

 

保険料をおさえるためのヒント

保険料をおさえる方法について、2パターン検討しました。

 

保険内容を見直す

保険内容を見直すことで保険料をおさえることができます。

Collision・ComprehensiveのDeductible(クルマ修理時の自己負担額)を調整することで効果的に保険料をおさえることができます。たとえば、Deductibleを1,000ドルもしくは2,000ドルなどと引き上げることで保険料が下がります。

しかし、Deductibleを引き上げる(= 自己負担額を増額する)ことにより、事故などによりクルマの修理が必要になった際に、自己負担額が上がるリスクがある点には注意が必要です。

 

また、運転に自信がある場合は、思い切ってCollision ($488)あるいはComprehensive ($106)を削ることで保険料を大幅におさえることが可能です。とくに、年代が古く走行マイルがそれなりにいっている中古車の場合は、クルマの価値自体があまり高くなく、Collision・Comprehensiveに毎年何百ドルもかける恩恵があまりない、という考え方もあるようです。(小さなキズなどは修理しない、運が悪く大事故に遭った場合には廃車覚悟になります)

 

それ以外の項目は、残念ながら、もうあまり削れるものはありません。頑張って削ったところで数十ドル程度でしょう。とくに、Bodily Injury to Othersなど、事故の際に相手に治療費などを支払うための保険は、削ることのリスクが高すぎるのでそのままにしておいたほうが賢明だと思います。

 

他社の保険に切り替える

保険内容の見直しが難しければ、思い切って他社の保険に切り替えることを視野に入れることも一案です。

日本人担当者に、他社でより安い保険がないか確認してみましょう。というのも、日本の『無事故無違反証明書』を持っている場合は、日本人担当者に仲介してもらうほうが保険料が安くなります。(自分で直接申し込みをしても無事故無違反証明を考慮してもらえず、保険料が高くなってしまいます)

また、担当者によってもオファーできる保険会社が異なるため、可能であれば複数人に相談するとベストな保険会社が見つかりやすいです。

 

他社保険(Mapfre)への切り替え

まずは保険内容の見直しを検討しましたが、TravelersのCollision・ComprehensiveのDeductibleを少し調整したところで費用があまり安くなりませんでした。

また、Collision・Comprehensiveを完全に削ってしまうとクルマの全損時(※)へのケアが一切できなくなってしまうのが心配だったため、Collision・Comprehensiveを完全に削ることはしないことにしました(※事故にあってクルマの修理費が高額になりすぎるためクルマを買い替えせざるを得ない状態)。

 

結局、他社(Mapfre)の自動車保険に切り替えることで、保険料を大幅におさえることができました。Mapfreはマサチューセッツ州に本社があり、比較的安く保険加入できる会社のようです。

各項目の変更料金について、下表に示しました。なお、テナント保険も一緒にMapfreに切り替えることでセット割が適用されています。

 

表:自動車保険の費用内訳 (イエロー:増加、グリーン:変化なし、ブルー:減少)

 

“Bodily Injury, Uninsured Auto”、“Comprehensive”、“Umbrella Liability”など、若干料金が上がってしまう項目はありましたが、それ以外のすべての項目で料金が下がりました。

また、いくつか保険内容も調整しました。

Collision・Comprehensiveは全損へのケアができるよう加入しました。ただし、Collision  (Deductible 500) のままだとMapfreでも保険料がそれなりに高くなるのでDeductible 1,000にグレードを下げました。また、Travelersで設定していたComprehensive  (Deductible 1,500) は、Mapfreには設定がなかったので、近い設定のDeductible 1,000にしました(結果的には、グレードアップになりました)。

 

Roadside Assistanceは、Mapfreではトーイング距離が3マイル以内しかなく、個人的には心もとないと感じたため、自動車保険からはRoadside Assistanceのオプションを外し、別途AAA  (トリプルエー) のRoadside Assistanceに加入することにしました。

 

※トリプルエーのRoadside Assistanceについては、別記事がありますのでご参考ください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回、TravelersからMapfreに切り替えることにより、自動車保険料をなんと450ドル近くもおさえることができました

クルマ関連の支出は、保険、ライセンス更新、点検などいろいろありますが、大部分を占める自動車保険の料金をおさえることができるのは大変助かりますね。

今回の記事が、少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。

 

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