皆さんのアメリカ生活は、もう落ち着いてきましたか?
今回は、前回に引き続き、マサチューセッツ州の身分証明書、通称 Mass ID の取得方法を紹介したいと思います。
本記事では、「Mass IDの取得方法②」ということで、Registry of Motor Vehicles (RMV)の訪問時の対応についてご紹介します。
RMV訪問というと、ブログやYouTubeなどで、「担当者次第」「対応がかなりきびしい」「融通が一切利かない」などといった紹介がされているのをよく見かけます。
わたしは、運転免許の取得時にはじめてRMVを訪問しましたが、担当者の言っている英語が聞き取れずにとても苦労しました。
Mass IDのときは、すでに大体の流れを把握していたためスムーズに手続きができました。
本記事が、これからMass IDを取得される方の参考になれば幸いです。
なお、事前のウェブ申し込みがまだ済んでいないという方は、「Mass IDの取得方法① ~ウェブ申し込み編~」をチェックしてみてください。
運転免許証の取得方法を確認したいという方は、以下の記事もありますので併せてご参考ください。
また、本記事の最後でアメリカ生活のお役立ち情報についてもまとめておりますのでお見逃しなく!
- Massachusetts Identification Card (Mass ID)について
- Mass IDの取得方法・必要書類
- Registry of Motor Vehicles (RMV)について
- RMVへの訪問予約
- RMV訪問時の流れ
- Mass IDの受け取り
- (おまけ)アメリカ生活のお役立ち情報
Massachusetts Identification Card (Mass ID)について
State IDまたはIdentification (ID) Cardとも呼ばれ、州が発行するオフィシャルな身分証です。
運転免許証(Drivers License)を取るのであれば、こちらのIDは不要ですが、そもそも日本でも運転免許を持っていなかった、という方もいるかと思います。
そういった方は、Mass IDの取得がオススメです。
以下のようなシチュエーションで、運転免許証同様に身分証明のために利用できます。
・ホテルのチェックイン時
・アルコール購入時
・金融口座開設時
・飛行機の国内線搭乗時
・特定の連邦政府関連施設への出入り時 等々
このほかにも、様々な場面で、名前を聞かれることがありますが、日本人の名前を伝えるのは結構大変です。(丁寧に伝えるときは、A for Apple、B for Boy、、、など)
正直、口頭で伝えるよりも、Mass IDを提示した方が早くてずっと正確です。
(補足コラム) Real ID or Standard ID?
マサチューセッツ州では、運転免許証や身分証に「Real ID」と「Standard ID」の2種類があります。Real IDは連邦政府の基準に準拠した身分証で、空港での国内線搭乗や連邦施設への立ち入り時に必要になります。
一方、Standard IDは州内での運転や年齢確認などには使えますが、空港での国内線搭乗などでは使えません。基本的にはReal IDの方が便利なのでオススメです。
Mass IDの取得方法・必要書類
以下の2つのステップで、Mass IDを取得できます。
- ウェブで申し込み
- Registry of Motor Vehicles (RMV)の窓口にて手続き
RMV訪問時には、下記の書類を用意しました。
- Social Security Card (原本)
- パスポート (原本)
- Form I-94
- 居住所証明1 (私の場合、銀行口座の明細)
- 居住所証明2 (私の場合、クレジットカードの請求書)
- 事前ウェブ申請時のConfirmationメールもしくは印刷物 (受付窓口で提示)
- 手数料25ドル (クレジットカードもしくは現金)
(補足コラム) 居住所証明に有効な書類について
渡米直後の方や、駐在に帯同している家族の方は、そもそも居住所証明に有効な書類が限られていたり、書類はあっても本人名義でなかったりして困りやすいポイントです。
Real IDでは居住所証明のために2種類の書類が必要になります(Standard IDでは1種類でOKです)。
銀行口座、クレジットカードの請求書以外にも、さまざまな書類が居住所証明として有効です。
ただし、書類によっては、発行から直近60日以内である必要がある場合もありますので、事前によく確認しておきましょう。
こちらのマサチューセッツ州のページからも詳細を確認できます。
Acceptable Forms of Identification
たとえば、住宅の契約書(Lease contract)などは渡米直後から入手でき、帯同家族も署名しているケースがあります。また、学生の場合は、スクールへの入学証(Official letter from school/ proof of enrollment)なども早期に入手できるためオススメです。
Registry of Motor Vehicles (RMV)について
機関の名称に「Motor Vehicles」とあることからも想像できるように、RMVは、運転免許証の発行や、自動車の登録管理などを行っている機関です。
また、運転免許証を持っていない人向けにMassachusetts Identification Card (Mass ID)の発行も行っています。
マサチューセッツ州内に30か所以上のオフィスがあり、皆さんの居住地の近くにもオフィスがあるはずです。
運転免許証やMass IDの発行手続きのため、最低1回は、かならずRMVを訪問する必要があります。
RMVへの訪問予約
以前はコロナ対策で、RMVを訪問するためには事前のウェブ予約が必要でした。現在はもう予約なしでRMVに訪問・手続きできるようです。
RMV訪問時の流れ
わたしは、Boston市内のHaymarket駅が最寄りのRMVに行きました。ボストンのHaymarketといえば野菜や果物の屋外マーケットのことを聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
以前は、RMVの入り口前に警備員がいて予約時のConfirmation画面の印刷物を提示し、中に入れてもらいましたが、現在は予約なしでRMVを訪問できるようなので、入口での予約確認もありません。
入場後、階段で2階へ行くと受付スタッフがいますので、Mass IDを取得したいと伝えます。(別の用でRMVに訪問した際には、写真の位置に受付スタッフはいないこともありました。その場合、写真の奥の方に見える窓口で、Mass IDを取得したいと伝えます)
受付番号の入ったチケットをもらえますので中へ進みます。
室内は広く椅子に座って待機できます。私は日中に行きましたが比較的空いており10-15分程でモニターに受付番号が表示されました。(アナウンスもされます。)
同時に10-20名くらいが呼ばれ、室内奥の受付エリアに向かいます。
自分の順番になり係員に声を掛けられたら、Mass IDを取得したいと伝えます。受付カウンターの番号を言われます。(例:カウンター10番へ)
受付スタッフにMass IDを取得したいと伝えます。書類の提示を求められるため順番に渡していきます。
証明写真撮影を行います。運が良ければ、撮影後の写真を見せてくれて「この写真で問題ないか?」と聞いてくれますが、聞いてもらえないことが多いです。
視力検査は、運転免許証の取得時には行いますが、Mass IDの取得時はありませんので無視してください。
すべての書類が受領されると、手数料25ドルを支払います。基本的にはクレジットカードで精算のようでしたが、おつりが発生しなければ現金でも支払いができました。
Mass IDの受け取り
RMVでの手続きが無事完了すると、1-2週間程度で自宅にMass IDが同封された郵便物が届きました。
念のため、記載内容に間違いがないか確認しましょう。
手続きは以上になります。お疲れさまでした!
(おまけ)アメリカ生活のお役立ち情報
最後に、アメリカ生活のお役立ち情報です。アメリカでは何をするにもお金が掛かります。複数のサービスをうまく活用することで出費を抑え、アメリカ生活を楽しみましょう!
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