■アメリカでレンタカーをした際にどのような保険があるの?
■どの保険に最低限入るべき?
■クレジットカード付帯保険との切り分けは?
アメリカでは、有名な観光地や人気のショッピングモールなどが郊外にあることも珍しくありません。そのため、アメリカに滞在中にレンタカーを借りるケースは多いです。
レンタカーを安心して借りるため、保険への加入は必要不可欠です。
本記事では、どのような保険があるか、どの保険に加入しておくべきか解説します。また、クレジットカード付帯の海外旅行保険との切り分けについても説明します。
アメリカ在住のBoston Kremeです。これまでにいくつもカーシェアリングやレンタカーを利用した経験から、アメリカのレンタカーの保険について解説します。
また、クルマ購入時の自動車保険、アンブレラ保険や、保険料を抑えるヒントについても、別記事にて紹介しているのでよかったらご参考ください!
どの保険に加入しておくべきか(結論)
結論としては、下記3つの保険に加入することをオススメします。
・自動車損害賠償保険(PP)
・追加自動車損害賠償保険(LIS)
・自車輌損害補償制度(LDW)
これ以外の保険については、とくにクレジットカード付帯の海外旅行保険が適用されている場合は、加入する必要性はそれほど高くありません。
保険の種類と内容
それでは保険の種類と内容について詳しく解説していきます。
1:自動車損害賠償保険(PP)推奨度★★★
Primary Protection(PP)もしくはLiability Protection (LP) と呼ばれ、日本における自賠責保険にあたります。
運転中の事故による対人・対物の賠償責任金額を補償してくれます。事故にあったとき他人をケガさせてしまったり、死亡させてしまったりしたときの賠償金はとても高額になりかねないため、この保険への加入は最重要です。
※ちなみに、クレジットカード付帯の海外旅行保険にこの補償はありません。
この保険は、 以下の州では基本的に自動加入となります。(カリフォルニア、ニューヨーク、メリーランド、マサチューセッツ、ミシガン、サウスカロライナ、バージニア、 ウエストバージニア)
しかし、私がマサチューセッツでレンタカーをした際、この保険が自動加入になっていなかったケースがありましたので事前に確認するようにしましょう。
2:追加自動車損害賠償保険(LIS)推奨度★★★
Liability Insurance Supplement (LIS)と呼ばれ、先ほど紹介した自動車損害賠償保険(PP)の補償限度額を引き上げるための保険です。自動車損害賠償保険(PP)に自動加入になっていない場合も、この保険でカバーできます。
※クレジットカード付帯の海外旅行保険にこの補償はありません。
保険に追加加入すると金額が高くなるため気が進まないという方もいるかもしれませんが、対人の事故では賠償金が高額になりうるため、惜しまず加入しておくことをオススメします。
3:自車輌損害補償制度(LDW) 推奨度★★☆
Loss Damage Waiver (LDW)と呼ばれ、レンタカーで事故にあった際、自分がレンタルしているクルマの破損修理代を補償してくれる保険です。
※クレジットカード付帯の海外旅行保険にこの補償はありません。
小石によるフロントガラス破損など避けようのないケースもありますので加入しておくと安心です。
4:搭乗者傷害保険・所持品盗難保険(PPP)推奨度★☆☆
運転者本人と同乗者が事故により死亡・負傷した場合の傷害保険(PAI:Personal Accident Insurance)と、レンタカー利用中に車内の所持品が盗難・天災等により損害を受けた場合に補償を受けるための保険(PEP:Personal Effects Coverage)です。
これら2つを合わせて搭乗者傷害保険・所持品盗難保険(PPP:Personal Passenger Protection)と呼ばれることが多いです。
クレジットカード付帯の海外旅行保険でカバーされるため、海外旅行保険が適用となっている場合は、加入しなくとも問題ないと思います。
5:緊急医療保険(ESP)推奨度★☆☆
Emergency Sickness Protection (ESP)と呼ばれ、レンタカー利用中に契約者が事故以外で治療に掛かった医療費を負担する保険です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険でカバーされるため、海外旅行保険が適用となっている場合は、加入しなくとも問題ないと思います。
クレジットカード付帯の海外旅行保険(楽天カードの場合)
クレジットカードには、無料の海外旅行保険が付いていることをご存じでしょうか。
付帯条件としては、持っているだけで有効となる「自動付帯」と、クレジットカードを使用することで有効となる「利用付帯」の2種類があります。いずれも90日間、保険が適用となります。
入会金・年会費無料で、優れた海外旅行保険が付帯されている楽天カードを例にとってみると、ケガや病気、持ち物の盗難・損害などのトラブルに対する保険が広くカバーされていることが分かります。
[傷害死亡・後遺障害] 死亡・後遺症が残った時
[傷害治療費用] ケガをした時
[疾病治療費用] 病気をした時
[賠償責任] 他人にケガを負わせた時や他人のモノを壊した時
[救援者費用] 入院時・行方不明時の救援者の旅費や探索費用
[携行品損害] ケータイやカメラなど所持品を盗難・破損したとき
傷害死亡・後遺障害、傷害治療費用、携行品損害などはクレジットカード付帯の海外旅行保険でカバーされます。注意点として、クレジットカードの付帯保険のひとつである賠償責任はレンタカーでは適用になりません。このため、先程ご紹介した自動車損害賠償保険(PP)、追加自動車損害賠償保険(LIS)、自車輌損害補償制度(LDW)には別途加入する必要があります。
いかがでしたでしょうか。こちらの記事が、アメリカでレンタカーを借りる皆さんのお役に立てば幸いです!
(おまけ)アメリカ生活のお役立ち情報
最後に、アメリカ生活のお役立ち情報をいくつか紹介します。インフレが加速するアメリカでは何をするにもお金が掛かりますが、いろいろなサービスをうまく活用することで余計な出費を抑えつつ、アメリカ生活を心行くまで楽しみましょう!
①おすすめのレンタカー (初回 30ドル の割引コードあり)
②おすすめのガソリン給油
③おすすめのフードデリバリー(初回注文時にコード入力で20ドル割引)
④おすすめのポイ活!(コードを入力して登録で500ポイント)
⑤おすすめの格安SIM!(下記リンクから登録で5GBプランを1カ月無料で継続)
⑥おすすめのクレジットカード
①おすすめのレンタカー (初回 30ドル の割引コードあり)
わたしは、旅行の際などによくレンタカーを利用しています。色々なレンタカーを試すうちに、日本にもないような画期的なサービスを提供している “Kyteレンタカー” に出会いました。
Kyteレンタカーでは他のレンタカー会社にはない下記のようなメリットがあります。
・レンタカーの乗り捨てが可能(ただし、エリアが限られる)
・滞在中のホテルやアパートまで車を届けてくれる
・24時間オペレーターとチャット・電話でコンタクトできる
・ETCカードが搭載されている
・返却時にガソリンを満タンにする必要がない
・レンタカーの返却場所も自分で指定できる
具体的な利用方法についても過去に記事がありますので是非ご参考いただけましたら幸いです。初回利用限定の30ドルの割引コードも載せており、日にちによっては驚くほどリーズナブルな価格でレンタカーができますよ!
割引コード:marucode777
②おすすめのフードデリバリー(初回注文時にコード入力で20ドル割引)
Uber Eatsが近年オファーをはじめた「Uber One」のフリートライアルも利用すると、クーポンや無料デリバリーなどの特典で、お得に食事を楽しめます。
詳細は別記事にまとめています。
UberEatsで初回注文をする際に、以下のプロモーションコードを入力すると20ドル引きで食事を注文できます。よろしければお試しください!
コード:eats-czoeis0t29
③おすすめのガソリン給油
アメリカでは日常生活や旅行先などでのクルマ移動が不可欠です。アメリカShell (Fuel Rewards)の無料会員になるだけで、毎回のガソリンの給油が 1ドル以上 安くなります。また、アメリカン航空のマイレージ番号とリンクするとマイルも貯められます!
Shell (Fuel Rewards)の特典の詳細、登録方法、ガソリンの給油方法などについて別記事でまとめましたので、是非ご活用ください!
④おすすめのポイ活!(コードを入力して登録で500ポイント)
お買い物のレシートをスキャンするだけでポイントが貯まるFetchアプリのご紹介です。
アメリカはコロナ回復後の物価高で、外食もガソリンも以前より高くなっています。
Fetchアプリを生活のルーティンに組み込めば、アメリカでちょっぴりお得に生活できます。
アプリをダウンロードして、日々のレシートをスキャンするだけで、ポイントが貯まります。
ポイントに応じて、スターバックスやAmazonなどで使えるクレジットなどと交換することができます!
さらに、1日1回ルーレットで追加ポイントを入手できます。
また、定期的にスペシャルオファーが配信され、条件を満たすことでボーナスポイントを入手することもできます。
私の場合、3カ月で10,000ポイント程度のペースで貯まっており、スタバなどを楽しんでいます!
下記の紹介コードを入力してアプリに登録すると500ポイントを入手できますので、ぜひアメリカでポイ活をはじめましょう!
紹介コード:KKWV26
⑤おすすめの格安SIM!(下記リンクから登録で5GBプランを1カ月無料で継続)
続いては、格安SIMのご紹介です。
アメリカでは、ソーシャルセキュリティナンバーを入手して、クレジットヒストリーが貯まってくるまでは、実はケータイ電話の契約ができなかったりします。(日本でやっていたような、2年契約などで月々の携帯料金の割引を受けたり、家族割を受けたりといったベネフィットが受けられない)
ということで、多くの方がプリペイドSIMカードを購入して、日本から持ち込んだケータイにセットして使用するというケースが多いと思います。
ここで、どこのキャリアがお得なのか? という疑問が出てきます。
私の場合、最初はAT&T、Verizon、T-Mobileなどの主要キャリアのプリペイドカードを使用していたのですが、5GBでも1カ月で30ドル程度かかり、年間では360ドルにもなり馬鹿にならない金額になっていました。そのため、もっと安いキャリアがないかずっと探していました。
そして、しばらく経ったときに、Mintモバイルで出会いました!Mintモバイルは、T-Mobileの通信を使用した格安SIMを提供しています。Verizonなど古参キャリアと比べると、若干の電波の悪さを感じることもあるかもしれませんが、奥まった田舎にでも行かない限りは、圏外になる心配はありません。
通信容量によってプランが分かれており、5GBですと月々15ドルで済みます!(注:国内電話、テキストは無制限に使用できます)
AT&Tなどの主要キャリアのプリペイドSIMと比較すると、年間で100ドル以上抑えられるため大変助かっています。
インターネットで申し込みを行うと、数日でSIMカードが郵送され、自分自身でアクチベーションすることで使用できます。YouTubeの動画で手順などの解説もありますし、手順自体はとても簡単でした!
なお、下記リンクから登録するとMINTモバイルで使用できる15ドルのクレジット(5GBプランを1カ月無料で継続)を入手できます。
安くて快適な格安SIMをお探しの方は、ぜひ一度使用してみてください!
⑥おすすめのクレジットカード
アメリカ大手の銀行であるWells Fargoが発行している BILT MasterCard のご紹介です。色々試しましたが年会費無料のクレジットカードなら、個人的にはこれ一択です。
このクレジットカードは、他社のカードと比べても類を見ないトラベラー向けのベネフィットがいくつもあります。
BILT MasterCardの概要 |
|
年会費 |
無料 |
外貨取引手数料 |
なし(海外旅行もこれ1枚でOK) |
ポイント還元 |
基本的に1ドル=1ポイント ただし、外食3倍、トラベル2倍、その他1倍 |
ポイント利用方法 |
- アメリカン航空、ユナイテッド航空へのマイル変換 (超お得! 1ポイント = 1マイル) ※アメリカン航空のマイルを1:1で変換できるのはBILT MasterCardのみ - マリオットホテル、ハイアットホテル等へのポイント変換 (お得! 1ポイント = 1ポイント) - Amazonでの支払い - 家賃減額 |
その他の特典 |
- Lyft(タクシー)は5倍、月3回Lyftを利用すると5ドルのLyftクレジット(Lyftが5ドル割引になります) - 毎月1日や祝日など:さらに2倍 (外食6倍、トラベル4倍、その他2倍) - 毎月初めにミニゲームに参加すると抽選で家賃無料、ポイント獲得 |
注意点 |
- JAL/ANAカードなどでクレジットスコアを貯めはじめて1年くらいしないと審査が通りにくい (私はやっていませんが、Wells Fargoの銀行口座を開設すると審査が通りやすくなるとか?) |
アメリカン航空やユナイテッド航空のマイルを貯めてどうするの? と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
実は、アメリカン航空はJALとの提携が、ユナイテッド航空はANAと提携があるため、アメリカン航空・ユナイテッド航空のマイルを使用して、間接的にJALやANAのフライトチケットを購入できます。
たとえば、アメリカン航空のマイルを7万マイル使用すると、アメリカ-日本間の直行便の往復エコノミーチケットを購入できます。アメリカ-日本間の直行便というのは、アメリカン航空・JALのコードシェア便となっていて実際にはJALのサービスが受けられます。つまり、アメリカン航空のマイルを使ってJALの航空券を購入しているようなものです。
1年間ふつうに使用しているだけで、日米国際線の直行便の往復エコノミーチケット(約3,000ドル相当)をアメリカン航空等のマイルで購入できてしまうほどに簡単にポイントがたまるので大変お得です!!
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